稽古場より。 photo by bozzo
無事、今日を迎えることが出来ました。
なんというか、うん。凄いいろいろな挑戦と挫折を経験した創作期間だったんですが、ちゃんと、公演の日は来たし、来るべき所までは到着できました。
kazakamiとして初の劇場公演。今までスタジオ公演ばかりを重ねてきて、初めて劇場に来て、うん、やっぱり厳しい思いをしても、劇場でしっかり取り組まなければならないんだなと、改めて思いました。ここまでだけでも。
kazakamiという、個性を、私としてもようやく、自信を持って掴めてきたような気がします。もしかしたらその作品固有のものかもしれないと思っていたそれが、やっぱり旗揚げからの５作、一貫していることを痛感した。そしてそれはまさに、私がやりたいことでした。しっかり、しっかり、ひとつ、通っていた。通せていた。良かった。
この公演が終わったら、木村はしばしお休みを頂戴しようと思っています。
新作は、書く気はありますけれども、いつになるかお約束は出来ません。色々理由はありますが、色々、捨てて捨てて突っ走ってきてしまったので、メンテナンスをしようと思っています。あちこち、ボロボロにしてきてしまった。あとは、kazakamiのWebページを整理したりだとか、DVDを作ったりだとか、そういうこともしたいし、今まで取り組んでこれなかった既製戯曲に取り組んでみたりしたいとも思っています。交流会もしたいし、研究会というか、何かを模索するための稽古の場も設けてみたい。……どれほど実現出来るかわかりませんが。もしかしたら露出は今までより増える、のかもしれません。
この作品の執筆にあたって、驚く程の生命力を持っていかれました。登場人物が木村の分身のようだと感想でお聞かせいただきますが、作家の能力としてはその点評価分かれると思いますけれども、そういうことなんだと思います。今までの私を全部一度、作品の中に置いてきた気がする。この作品が過ぎたら、子どものときは終わってしまうんじゃないかという気もなんとなくしています。（もう十分大人な年齢なんだけど）
なので（？）、kazakamiが気になっている方がいたら、今のうちに、観ておいていただけたらと思います。
雪が振っています。明日も一筋縄ではいかないかもしれませんが、劇場でお待ちしております。お越しいただけたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。
●公演詳細●
2018年1月31日(水)～2月4日(日)
@花まる学習会王子小劇場
