エッセイ・随筆

monophonic orchestraが活動休止とのことで。モノフォニの話。

大好きな劇団なのです。モノフォニ。

このブログを見る方の多くはもちろんご存じでしょうが、monophonic orchestraとは、須貝英さんと大石憲さんの劇団で、木村が2012年に衝撃の出会いをしてから、追いかけ続け、2015年には通年ワークショップに参加していた劇団です(公式サイトには演劇ユニットって書いてあります)。ちなみに、須貝さんには『Replace Grace』というタイトルもつけていただきました。

2011年旗揚げだったみたいです。詳しく見たい方は是非monophonic orchestraのページへどうぞ。まだ近々も公演ありますし、6月には通年WS3期生の終了公演もあります。

今日が活動休止に伴うイベント、ということで、私が参加していた通年WSを振り返る時間もあったので、せめてそこだけは! と顔を出してきました。まだまだ病み上がりだったので出演ではなく客席から参加させて頂いたんですが、話を振っていただいたりとか、ありがとうございました……。色々お話聞けて、楽しかったです。

通年WS1期~3期のメンバーと須貝さんと!(木村は2期でした!)

通年WS、私は大学を卒業してすぐの2015年に2期として参加していました。

その頃はもう俳優をやらなくなって2年経っていて、kazakamiもまだ旗揚げ準備中で、演出助手ばかりやっていたんですけど、俳優の気持ちとか、俳優ってなんなんだ? みたいなことがだんだん見えなくなってきて、ちょうどそこに2期生の募集をするって話が出たので、オーディションを受けました。合格の連絡は本当に嬉しかったなあ……。

WSでは本当に色々勉強させて頂いたし、自分にちょっと希望が見えるようになったし、大学で演劇をやっていなかったのもあって、縦横のつながりがほとんどなかった私にとって、今でも演劇界隈で大きな存在となっています。kazakami旗揚げ以降も毎回同期の誰かに公演参加してもらってます。

 

通年ワークショップ。

WSのこと。

通年WSは須貝さんがやっているワークショップで、1年間、週1程度のワークショップを固定メンバーで受けて、最後にそのメンバーで終了公演をする、という企画です。今3年目(3期)が終わろうとしているころです。

この通年ワークショップ参加者、例年面白い方が多いです。

kazakamiの最近の公演参加者だと、『変な子ちゃん』に出てもらった依田玲奈ちゃんとか、『カザカミ』に出てもらったレベッカちゃんとかは2人とも今年3年目のメンバーで、私含め3人同い年。『生命の基準』は沢山ワークショップメンバーに参加してもらったし、旗揚げの『カナリアへ』も岩永彩ちゃんに参加して頂きました。無隣館の同期の矢野さんも1期生でした。繋がる繋がる。

須貝さんは教えるの本当にうまくてですね……。それに俳優だけじゃなく脚本・演出もされる方ですから、その面でも凄い勉強になりました。実は木村結構色んなところで須貝さん凄い、凄いって言ってました。笑

木村は色々癖が強いというか、WSでは身体の事も頭の事も言葉の事も、色々、沢山の弱みと真正面から戦わせていただける結果となったので、大変だったんじゃないかなあ、と思っております。あの1年、本当に本当に助かりました。今私は俳優はやってないけど、あの1年間、今に凄く活きてます。感謝いっぱいです。

 

トークイベントのこと。

最初から居られなかったのが残念ですが、面白かったです! この年はこれをやって、この年はこうしてた、とか、今はこうしてる、とか、須貝さんの3年分の試行錯誤を色々垣間見せていただいた思いです。3期も面白いメンバーが揃ってますね。

おお!と思ったのはやっぱり大石さんからのコメントでしたね。WSは基本的に須貝さんがやっている企画なのと、2期は特に大石さんが多忙だったのもあって終了公演周辺しか関われなかったのですが、大石さんから見た通年WSのエピソードが良いなあ、って思いました。

あと須貝さんと大石さんの関係性が見えるエピソードとか。素敵な距離感だなあって思って見てました。活動休止なんてやっぱりさびしい……。

 

モノフォニ好きなんですよ……。

この投稿、好きってなんども言ってるからそろそろいい加減にしろって感じですけど、私のモノフォニとの出会いはこの公演でした。

http://monophonicorchestra.com/archives/past/90

今見ても凄い豪華メンバーなんですが、須貝さんがとにかくすごかった。短編一本一本も面白かったし、リーディングも良かったし、最後主宰っていう人(須貝さん)が出てきて独りで太宰の『きりぎりす』を朗読し始めたんですけど、もう、これが、凄かった。(だから先日須貝さんが太宰をリーディングする公演されてたんですけど、もう、意地でも行きましたよね)なんだこの人ばけものかって思いました。そこから悲しくも本公演を観れないことが続くのですが、ずっとずっと情報を追いかけてました。

あのですね、俳優須貝英も好きだし、脚本須貝英も好きだし、演出須貝英も好きです。

独特の無駄の無さ、そして緻密さ。そして優しさ。そして発想も面白い。見るたび、うわーこんなの自分今全然書けないよーと悔しい思いをこっそりしてますが(系統も違うんですが)、面白いです。

箱庭時代の須貝さん生で見れなかったのホント悔んでます。凄いよ絶対。

そして大石さん。時々こっそり、え、そんな若かったでしたっけっ思う大石さん。上手いんですよ。上手いんですよ。そして柔らかいんですよなんか、印象が。芝居もだし、今日イベントで話をされてるのを見ても思いました。あんまり関われてないけど一方的に好きです。

 

や、ホント、好きなんで、休止本当にさびしいです。でもお二人ともこれからも活動情報いっぱいあるようなので、引き続きおっかけていきたいとおもいます。

書くかかなり迷ったんですけど今書かないでいると書き時を失う気がした! ちょっと恥ずかしいけど書きます!(恥ずかしながらこれ初めて最多文字数です)

今日無理矢理顔出して良かったです! モノフォニのお二人もWSメンバーの皆様も、今後も応援しております。